Helvetica は世界一人気があるフォントの1つです。
1898年に Berthold (ベルトールド)社が作った Akzidenz-Grotesk (アクチデンツ・グロテスク) というフォントにインスパイアされて作られたものです。
Helvetica は、世界中の中小企業や大企業、デザイナーによって使用されています。
ニューヨークの MoMA (The Museum of Modern Art) に特集されたり、多くの賞と世界的な評価を受けたりしています。 ドキュメンタリーや、The Helvetica Book (ヘルベチカの解説本) などもあります。しかし Helvetica は、なぜそれほど人気があるのでしょうか。
一見すると目立つ特徴もないこのフォントが、なぜ私たちの文化と日常に溢れているのはなんででしょうか。
歴史
オリジナルの Helvetica は 1957年に、スイスのハース活字鋳造所 (Haas’sche Schriftgiesserei) でマックス・ミーディンガー (Max Miedinger) と エデュアード・ホフマン (Eduard Hoffmann) によって作られました。ハース社はステンペル社に管理され、その後ステンペル社は Linotype(ライノタイプ)社に管理されました。
Helvetica はもともと、ノイエ・ハース・グロテスク (Neue Haas Grotesk) と呼ばれており、Schelter Grotesk を参考にして作られました。
完成したフォントは、どんな印象でも与えられるように、中立的で意味を持たないように作成されました。この中立こそが素晴らしく、フォント自体に意味を持たせないようにという考えに基づいています。
ステンペル社のマーケティング担当は、1960年にフォントをもっと市場に合わせて国際的にするために、名称をスイス連邦のラテン語 Helvetia(ヘルウェティア) に改称すると決めました。元々、Helvetia と改称すると提案されましたが、デザイナーが国に由来する名前にしたくなかったため、代わりに、スイス人のラテン語である Helvetica (ヘルベチカ) になりました。Helvetica の代用書体として知られている Swiss 721 はこのスイスが由来です。
Helvetica のバリエーション
Helvetica Light(ヘルベチカ・ライト) は、
ステンペル社のアーティスティックデザイナー、エリッヒ・シュルツアンカー (Erich Schultz-Anker) とアーサーRitzel (Arthur Ritzel) によってデザインされました。
Helvetica Compressed(ヘルベチカ・コンプレッスド) は
Helvetica Inserat と同じマシュー・カーター (Matthew Carter) によって設計されましたが、いくつかの違いがあります。
Helvetica Textbook (ヘルベチカ・テキストブック) には、
Helvetica にはない文字がいくつか入っています。
Helvetica Rounded (ヘルベチカ・ラウンデッド) は
1978年に制作され、ストロークの端が丸くなっているのが特徴です。
Neue Helvetica (ヘルベチカ・ノイエ) は
1983年に作られて、文字構造の高さと幅を統一しました。 それにより読みやすくなりました。
Arial との比較
Arial は1982年に開発された Helvetica に似たフォントです。素人目には二つのフォントの違いはほとんどわかりません。しかし、G, R, r, t には大きく違いがあります。こちらの 『Arial versus Helveticag』 という記事では、Arial と Helvetica の比較考察があります。
違いを見分けられる自信がある人は、『Helvetica Quiz』 に挑戦してみては?意外と難しいと思います。
身近にある Helvetica
Helvetica はグラフィックデザインとウェブデザインなどによく使われています。
『40 Excellent Logos Created with Helvetica』 では、Helvetica で作られた素晴らしいロゴが紹介されています。日本の企業では、TOYOTA や Panasonic がありました。
The Simplicity of Helvetica | Webdesigner Depot
Tags: Helvetica

